Raspberry PiでPidoraを起動
Raspberry Pi B+を手に入れたのでサーバーにする手順を書いていく。パート2。
前回の記事は下記。
Raspberry PiでPidoraの起動ディスクを作る - vorfee's Tech Blog
起動
前回作ったディスクをRaspberry Pi B+に挿入して起動する。
起動に必要な道具
- USB電源アダプタ
- Micro USBケーブル
- HDMIケーブル
- USBキーボード
Raspberry Piは購入時に本体しか入っていないので、別途これらの道具を購入する必要がある。気をつける点はUSBケーブル。Micro USB
ケーブルを電源ケーブルとして使用する。決してMini USB
ケーブルではない。
USB電源アダプタはコンセントからUSB電源を取るための道具。スマホがあるのならすでに所持している可能性が高い。ただし、安定した電源供給のためにはなるべくアンペア数が高い電源プラグがよい。iPad用のものを買えばアンペア数が高い。2.1A〜2.4AのものがiPad用として売られている。
Micro USBケーブルはどんなものでも構わないが、電源アダプタとの兼ね合いに注意。電源アダプタが2.4Aでもケーブルがそれに対応していないと意味が無い。
電源を入れる
HDMI、キーボードを接続したら電源を入れる。電源スイッチは存在しないので、ケーブルを挿すと電源が入る。
初期設定
無事に起動するとディスプレイにPidoraの文字が表示される。しばらく待つと初期設定ウインドウが表示される。
操作はマウスかキーボードで行える。今後マウスを使う予定もないのでここではキーボードを使用する。矢印キーで移動、Tabキーで項目の移動(Shift + Tabで逆方向に移動)、SpaceキーでチェックボックスのON/OFF、+キーと-キーでツリーの展開/たたむ、Enterで決定。
初期設定の流れ
- Welcome
- License Information
- Keyboard
- Create User
- Root User
- Date and Time
- Time Zone
- Filesystem Settings
- System Settings
Keyboard
JISキーホードならJapaneseを選択。
Create User
ユーザ名とパスワード、管理者権限を与えるかを決定する。一度Forwardを押して決定したらここでは再設定できないので慎重に入力する。
Root User
rootユーザのパスワードを決定する。忘れると詰む。どうにかできないこともないが。
Date and Time
時刻を決定する。ネットワーク経由で設定するならntpサーバのアドレスを入力する。デフォルトではFedoraのものが入力されている。手動で設定するなら現在時刻を入力する。今回は手動で設定した。
Time Zone
サーバの場所を決定する。日本国内ならAsiaツリー内のTokyoを選択する。またシステムクロックにUTCを使用するかどうかも設定する。こだわりがないのならUTCでいい。あとで変更できる。
Filesystem Settings
パーティションをリサイズして、microSDいっぱいに使用するかどうかを選択する。また、リサイズする場合はswapファイルの容量を変更できる。よくわからないならばデフォルトのままでいい。
System Settings
ホスト名とBoot typeとモニタ出力を選択する。
ホスト名は所持しているドメインに沿ったものをつける。vorfee.com
を所持しているのならpidora.vorfee.com
とかpi.vorfee.com
などの適当な名前。ドメインを所持していない場合はデフォルトでいい。あとで変えられる。
Boot typeはGUIかCUIかを選択する。迷わずCUIを選択する。後でいくらでも設定できる。
モニタ出力は適したものを選ぶ。デフォルトのままで問題ない。あとで変えられる。